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鞄(かばん)のお手入れ

合成皮革の汚れ

水1カップに中性洗剤2〜3滴の割合で溶液をつくり、柔らかい布に含ませてよく絞ってから拭き取る。

 

布製のカバンの手入れ

日常の手入れはブラシをつかう。
前もって防水スプレーをかけておけば、水分だけでなく、汚れの防止にもなる。

 

『革製品』

まず大切なことは、こまめな手入れ。湿気は大敵です。
どうしても汚れが気になる時はクリーナーを使うが、色落ちすることがあるので、必ず目立たない部分で試し拭きする。 水染めの革の場合はクリーナーがつかえないので、乾拭きか消しゴムをつかう。

  • 軽い汚れ、ホコリ
    使った後に必ずカラ拭きをしてホコリを落とすこと。軽くたたくとすき間に入ったホコリが落とせます。
    ヨゴレやシミはやわらかい布で、牛乳または皮革用クリーナーを薄く均一に伸ばしてふきとる。
  • 水(雨)、醤油、コーヒーなど液状の汚れ
    *すぐにティッシュペーパーやハンカチで水分を吸い取り、風通しのよい場所で陰干しする。
    *乾燥したあと硬化しているときは、軽くもみほぐし皮革用乳化クリーナー類を均一に塗る。
    *濡れた革は熱に弱いのでストーブやヒ−ターなどには近づけない。
    *全体が濡れてから乾燥すると変形することが多いので、内側に吸湿性のよい新聞紙などを詰めて形を整えてから乾かす。紙は時々交換する。
    * 革の油分が不均一になって部分的に硬くなった場合は指定のクリームを柔らかい布につけて輪を描くように軽く擦り込む。
  • 革の大敵「カビ」
    見つけたら広げないように、軽く布で拭き取り、十分に乾燥させる。
    カビが 青カビ、黒カビの場合は皮革の組織を破壊するため、修復できないので湿気には注意。
  • 普段の手入れ
    無色のクリーム(保護剤)をぬる。 よくすり込んでから、しっかりともう一度カラ拭きをする。
  • 長期間しまいこむ場合
    保革油をよくすり込んで、型くずれしないように新聞紙などを中に詰めて、風通しのいい、涼しい場所に保管する。
  • ゴム製・ナイロン製・キャンバス製などの革部分も同じように手入れしておく。

♪お手入れ用のアイテム

革に合ったものを選び、あらかじめ目立たない部分で色落ち、シミやムラができないかテストする。

皮革用栄養クリーム【クリーム】
色・つやの保持、保革、防水、汚れ・傷からの保護…。
*乳化性クリーム:主成分は水、油脂、ワックス、色の保持、保革に効果。
*油性クリーム:つや出し、防水効果。
*液体クリーム:つやを与える。
* エアゾールタイプ:簡単に使える。

【クリーナー】
汚れを落とすために使用。
*アルカリ性:汚れを取る力が最も大きい、革の色落ちも大きいので注意が必要。

【保革油】
ペーストタイプ・液状タイプ・半固形タイプ・エアゾールタイプ。
革に柔軟性を与え、革の割れを防止。

【防水剤】
成分はシリコンやフッ素化合物。

 

『スウェード革』

  • 購入したときは、まず全体に防水スプレーをかけて水と汚れからガードしておくといいですね。
  • 日常の手入れ
    硬めのブラシやナイロンブラシで、毛を起こす要領で繊維の中に付着しているホコリや汚れを、ブラッシングして取るようにする。
  • 目立つ汚れに対しては、消しゴムで当ててこするとよい。
  • 色落ちしたときは、市販されているスウェードインクを使用する。
  • 毛足が短くなり光りだしてきたら、真鍮ブラシで起毛させるといい。

その他お手入れに注意する革

  • ヌメ革
    使用前に 防水スプレーで保護しておく。
    手入れは専用クリームをごく薄くのばしてから乾拭きする。
    水に弱いので雨染みなどが付いてしまうと取れない。
    強い直射日光に当てないほうがムラなくきれいなアメ色になる。
  • アニリン仕上げの革
    必ずアニリン染め専用のクリームをつかうこと。
    アニリンは中性染料のため普通のクリーナーをつかうとシミになる恐れがある。
    本染めの場合、汚れや湿気などでシミが付きやすく、シミになると取れない。
  • ガラス張り革
    表面が顔料の膜で覆われているため、硬いものでこすったりすると表面がはげたりキズが付く。
    小さな汚れなら乾いた布で拭き取り、ひどく汚れている場合は中性洗剤の溶液で拭く。
    クリーナーは使用しないこと。
  • マット仕上げ革
    マット専用のクリームを使う。
    少しの汚れは乾拭きか消しゴムで軽くこすって落とす。
    液状のクリームをつかうと吸い込んだり色落ちしたりするので、液状のクリームはできるだけ避けて、汚れは消しゴムなどで取り、あとは乾拭き程度にしておく。
  • クロコダイル
    光沢タイプ:使用後は乾拭きをして専用クリームを少量塗る。
    マットタイプ:マット専用のクリームを塗る。
    多少の汚れは、消しゴムで軽くこすります。
  • ヘビ革
    乾いた布でほこりを落とし、ローションタイプの専用クリーナー塗る。
    ウロコが弱いので必ず専用のクリーナーをつかう。
    汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤で拭き、陰干しする。
  • トカゲ革
    シミになるのでクリーナーは絶対に使わないこと。
    防水スプレーなどで汚れを予防する。
  • オーストリッチ
    使用後は柔らかい布等で、乾拭きする。
    クリームなどはつかわない、シミの原因になる。

 

鞄(かばん)の収納方法

薄紙・柔らかい布・布袋などにくるんで型くずれしないように新聞紙などを中に詰めて形を整え、立てて並べて保存する。

ポリ袋など通気性のないものに入れてしまうと湿気でカビが発生する恐れがあるのでおすすめしない。

小型のカバンの場合、購入したときに通気性のある袋がついていれば保管しておき、使わないときはその袋に入れてクローゼットや湿気のない場所に吊っておくとよい。